お片付けが私たちの生活に与える影響

今回は大阪:吹田を中心に活躍する「お片付けアドバイザー」にインタビューしました。
---なぜこの仕事を選んだのでしょう?
世の中では雑誌の特集でお片付けや収納・整理整頓が取り上げられることがよくあります。
私の周りでもお片付けがなかなかできなくて困っている人がたくさんいました。
周りのみんなが困っているのをなんとかしたいいう思いから手伝いはじめたのがきっかけです。
着付け教室もしていて、教室をいつもかたづいた状態でお迎えしているので、生徒さんが「先生の教室きれいですね?」
と言われて、当たり前にしていたことが評価されることが当時は不思議に感じていました。
何回もアドバイスはさせてもらうのですが、いざ提案してみると素人の意見というのは入ってこないものでした。
そこで、調べているうちに捨てる技術の著書で有名な辰巳 渚さんの事を知ります。
著書の内容に感銘を受け、2011年に正式に資格を取ってお片付けアドバイザーとしてのキャリアをスタートします。
当初経験がないと先生になれないと思っていた未熟な私にご注文くださった生徒さんに今でも感謝しています。
私のスタイルは「その方の今までの考え方」を理解し、その方の事を知った上でスタートします。
本一つをとっても買ったら読んで捨てる。
手に入れて手放してを繰り返す。
この作業がとても大事だと感じています。
その人が死んだらゼロになるのではなく、
その人が生きた空間は「周りの環境が生きている限り存在する」という考え方です。
モノではなく「考え方・生き方」が大事なのであって「モノに執着しなくていい考え方」もあってもいいのではないでしょうか
---この技術は誰から学びましたか?
辰巳 渚さん
---この仕事で難しい事は?
最近ではお片付けの世界で有名なこんまりさん(近藤麻理恵さん)
アメリカでは社会現象にまでなるほどの人気で「世界で最も影響力がある100人」の1人に選ばれているそうです。
特にアメリカで人気があり、そのお片付けの基準は「ときめくかどうか」が基準。
この基準を基に“断捨離”をするというオリジナルの哲学が海外の方にも響いているそうです。
おうちが片付いていない事はずかしいと思っている方がたくさんいらっしゃいます。
その気持ちを持ったまま生活していてふとしたきっかけでお問合せ頂く事が多いです。
中には最初にお会いしてから2年から5年までかかってから電話が鳴る事もあります。
お問合せくださる方々の心理としては「片づけてから来てもらおう」と
部屋の中がどうにもならなくなってご連絡される方が多くいらっしゃいます。
散らかっている状態を見られるのが恥ずかしくてなかなか一歩踏み出せない。
どうにもならなくなる前にまずご連絡ください。
年を重ねて家族が増えたり成長したり人生のターニングポイント毎に荷物は増え、増えたら増えた分だけ量が増える。
そして年齢重ねると共に現状維持したくなるんですね。
お年を召されてくると心が不安定になり、モノが少なくなると心理的に不安になるといわれる方もいらっしゃいます。
お片付け、整理整頓など日常的な作業のなかにこんまりさん(近藤麻理恵さん)の「ときめき」という要素や、
私の着付け教室の生徒さんが来られる「おもてなし」の要素を見つける事で、
お片付け、整理整頓の中で仕事観・人生観にいい影響を与える習慣をお伝えしたいです。
---ある程度身につくのにどれくらいかかりますか?
一回でよくわかりましたと言われて満足されるのですが
法人様、個人様も、習慣化するには1年から2年で変わる方が多いです。
---匠自身がどのようなシーンで仕事が役にたちましたか?
自分の家が片付いて生活のバランスがとりやすくなって一番良かったですね。
お出かけ前の「あれがないこれがない」が子供もなくなりました。
私の場合は仕事も効率化に成功したので法人様向けには業務効率化 職場の片付けルールをお伝えしています。
---時代に合わせて変えているところはありますか?
基本は同じですが人生のステージによってライフイベント(結婚・お子さん・転勤・引っ越し前の荷造り)に合わせてご提案しています。
---匠にとってお片付けとは何ですか?
お片付けとは生きる事です。
常に自分のやってることを見直して次に生かしていく事です。
講師プロフィールページ
⇒https://www.takuminimanabu.com/tidyup
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