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科学実験教室を通して学ぶ3つの事

今回は匠に学ぶの「科学実験教室」を通して


「親子の絆」「子育て」「人材育成」「社会人基礎力」「ビジネススキル」を、


企業様には「新社会人」と「管理職」の方に企業研修として、


子ども向けには「親子で一緒に受けて頂く教室」を出張で行う講師にインタビューしました。


科学実験教室
科学実験教室

 


---なぜこの仕事を選んだでしょう?


私は大手で人事部にいました。


この人事部にいた中で会社の体質に矛盾を感じ独立を決意しました。


その矛盾とは「間違ったら許されない」会社の体質と、「間違いから学ぼう」という自分の考え方の違いです。



 


実験との出会いは、高校一年生の時の生物の授業「仮説実験授業」が出会いからの始まりでした。



この先生は一切教科書を使わず一年間授業をやってくれてとても楽しかったんです。


大人になり、人事育成の仕事をするようになってから、より一層「学ぶとは?」を追求するようになりました。


するとある一つの答えにたどりつきました。


「学び方の教科書さえあればいいのではないか?」


「成長のドライバーさえ手に入れればいいのではないか?」


学び方・マインドセットを手に入れる授業があればいいのではないか?」


 

そんなタイミングで恩師との再会する機会がありました。


いろいろ話してみると大人になって人の育成の仕事をするさなか、改めて素晴らしい授業だと思いました。


そんな授業はどこでやってもいい。


その時には独立するためにビジネスの勉強会を始めていたので、定期的に毎月、仮説実験授業をしながらビジネスに必要なことを学ぶ時間に費やしました。


そして独立、科学実験教室の立ち上げに至ります。


 



---この技術は誰から学びましたか?


高校の生物の先生



---この仕事で難しい事は?


私の実験教室では親子、企業研修では上司部下で行います。実験の中で起こる目的のとらえ間違いに気づいてもらいます。


私の授業は理科の教育ではありません。そのため理科の点数を上げる事が目的ではありません。


親御さんの期待は楽しく実験してたら理系アレルギーにならない事を求められていることが多いです。


親御さんの目的と私の目的とが違うとディスコミュニケーションになります。


実験の楽しさを知ってもらってから親御さんとお子さん、部下お上司の方とのギャップを埋める作業が大変ですね。


参加されてる皆さんの目的・ゴールを一致させてみんなで間違え、みんなで認め合い、みんなで気づいて、学びあうという事。


日本人の学び方改革の一つだと考えています。


 

---ある程度身につくのにどれくらいかかりますか?


最低1年、習慣づける事が大事です。



---匠自身がどのようなシーンで仕事が役にたちましたか?


1.「仮説検証⇒仮説実験」 


新しいマーケットに新しいビジネスを展開するときに仮説⇒リリース⇒検証をしていく一連の作業は仮説実験だと考えます。


知識を覚えて大量インプット&アウトプットでは対応できない。


間違える事で足がすくんでしまう体制から抜け出す為の「ビジネスに必要な項目」になります。


この考え方をインストールすることで事業展開の考え方が変わりました。



2.失敗・間違いのとらえ方


極端な言い方すると「間違い」「失敗」はないと思っています。


正解があっての間違いは間違い。常識と呼ばれているものや正解と言われていた事が日々変わっていく時代に「本来の予想と違っても楽しい」、改善はもっと楽しいという捉え方です。


お互いが肯定される環境を作る事が大事でこの環境を作る土台作りは自社でも役に立ちます。



 


---時代に合わせて変えているところはありますか?


これまずいと思った出来事がありました。


第一問目で予想を聞く前に、当時小学校2年生お子さんがどちらかに〇をつけれなくて泣いてしまったんです。


仮説実験なので違っててもいいのに、ご両親から「間違ってはいけない」「間違ったら恥」という事を常に言い続けられて2択が選べないようになってしまっていたのです。


これは学校でもそうですし会社でも起こっている出来事です。